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私は2009年に28歳で代表取締役に就任しました。
先代社長である父、岩瀨松野助は熱い想いとカリスマ性のある社長でした。私は先代と同じことはできませんが、その想いを大切に受け継ぎながら、自分にできることを模索し形にしながら、今日まで社長業に邁進してきました。

運送事業に従事して実感したことは、早急に労働環境及び福利厚生などの待遇改善に努めなければならない、ということでした。質の高い輸送サービスを提供していくには、その担い手となる人材を確保しなくてはならないからです。 社員が安心して働ける職場をつくるという狙いで、老朽化しアクセスの悪かった本社を、2018年に高速道路の近くのアクセスの良い場所に移転、新築しました。このタイミングで商号を変更、ロゴやトラック、制服などのデザインも一新し、統一したブランド作りを行いました。自社、ひいては運送業界のイメージアップ、社員の働きやすさ、やりがいにつながるようにと意識しての取り組みでした。

弊社は、企業として当然のことではありますが、しっかりと利益を上げ、雇用を促進し、地域や社会の発展に貢献できる企業を目指しています。
特に社員教育は、先代社長の時代から熱心に取り組んでおり、元気な挨拶はお客様に好評でしたので、今でも毎朝の朝礼で挨拶実習を行っています。一つの挨拶から、人との良いコミニュケーションの創造が始まります。
当面の課題としては、経営リスクを分散するため、荷主と直接取引の比率を上げていくことに取り組みます。また、地域貢献や事業を通して、運送業界における負のイメージを払拭し、微力ながら運送業界の社会的地位の向上に貢献できるよう尽力し、業界全体を盛り上げていきたい、そう思っております。